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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年08月11日

ナチスドイツ装備考察Ⅰ

ご無沙汰しております。カブです。

最近ガンナーズの一部で色々取り立たされていますナチスドイツ装備ですが自分自身の勉強を兼ねて一度まとめつつ記事にしたいと思います。もちろん初心者ですので色々不完全な部分・間違い等あるとは思いますのでその点はご容赦ください。

さてナチスドイツの時代の軍人の格好ですが非常にかっこいいものが多く、現代でもドイツ連邦軍やチリの親衛隊にそのデザインが残っているほどです。つまり格好そのものが一種のプロパガンダになっていたと言えます。

さてナチスドイツですがまずは歴史の流れから確認しましょう。
まずナチというのは国家社会主義ドイツ労働者党(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei )の頭の「Nati」の同音「Nazi」としたもので、特定の政党(ナチス党)を指しています。
ヒトラー率いるナチス党は1932年は国民の選挙において第一党となり、様々な事件を経て翌年1933年3月から全権委任法により独裁体制を合法的に成立させました。その後の戦争の経緯は詳しい方が大勢いらっしゃると思うので割愛します。

さてナチスドイツですが映画などを観ると色々な組織が出てきます。ナチス党を中心にした国家体制なので「国家の組織」「党の組織」が混在しており双方の立場が同等か、場合によっては党の組織の方が強かったため非常にわかりづらいことになっています。
それをひとつずつ見ていきたいと思います。服装などは一旦すべての組織を説明してからにしたいと思います。

まず国家の組織ですが正規軍としてドイツ国防軍がありました。第一次大戦に敗れたドイツはヴェルサイユ条約により軍事力の整備に関し非常に大きな制約がありました。しかしナチス党による独裁体制に移行した後1935年に再軍備を宣言し、徴兵制により一気に強力な軍隊を整備していきました。この中核がドイツ国防軍でした。ドイツ国防軍は陸海空の三軍で構成されておりその中身は通常の軍隊になります。ただ忠誠宣誓の対象が「アドルフ・ヒトラー」個人になっており、それまでの「国家と憲法」(ヒトラー首相就任前)、「民族と祖国」(首相就任直後)とは異なるものになりました。

さて「党の組織」ですが軍事的な組織として武装親衛隊などがありますがまずは突撃隊から見ていきます。
突撃隊(SA)はナチス党の集会の会場警備隊が改組された組織でナチス党の早い段階からある組織です。1923年のミュンヘン一揆が有名かと思いますがナチス党が拡大していく中で重要な役割を果たした実力部隊です。しかし突撃隊は幅広く人を集めた組織であったため、後にヒトラー自身により相当規模が縮小されました。

さて有名な親衛隊(SS)は最初はヒトラーのボディーガードとして党内に選別された組織として存在し次第に党内の警察のような役割を果たしていました。上記の突撃隊はドイツ人であれば誰でも入隊でき、非常の多くの人員を抱え問題も少なくなく、社会主義者すらいる始末で次第に手に負えなくなりさらには国防軍からも疎まれるようになっていました。親衛隊は比較的厳しい入隊条件があり党内の警察組織でしたが政権掌握後は正規の警察との一体化が図られました。最終的に突撃隊の粛清を実施したのも親衛隊でした。しかし親衛隊は警察色が強く、準軍事組織としての親衛隊ではありませんでした。すぐ後で説明する武装親衛隊(WSS)と区別化するためアルゲマイネSS(ASS)といわれています。
準軍事組織としての親衛隊は武装親衛隊(WSS)はヒトラー自身が直接指揮する部隊が欲しかった、突撃隊の粛清に対し国軍側が親衛隊に比較的好意的であったことから国軍側から親衛隊の軍隊所持を認められて編成されました。武装親衛隊はいわゆるエリート集団としての役割を担い、各地で活躍しました。しかしこれらは危険な戦線における先鋒を自ら担ったためであり損害もおびただしいものでした。このように国防軍の同等の活躍をした一方で戦後ドイツはナチスにその戦争責任の全てを押し付けたため武装親衛隊は元軍人とは扱われず恩赦の支給対象になっていません。

さて主な組織はこんなところです。なんか文字だらけになってしまいましたが次回細々と装備を見ていきたいと思います。なかなか個人で装備が紹介されているサイトがありませんが、というのもWikipediaにすでに立派に「軍服(ドイツ国防軍陸軍)」というページがあったりするからかもしれません・・・が素人なりに考察していきたいと考えております。

  


Posted by CUB  at 23:00Comments(0)ミリタリーナチス・ドイツ

2014年05月14日

ブラックホークダウン

こんにちはカブです。

最近忙しくブログの更新を怠っておりましたが過去の定例会のことなども順次更新していきたいと思います。よろしければご覧ください。

さて、ミリブロをご覧の皆さんなら知らない方はいないでしょうがブラックホークダウン(BHD)について。ほとんどの方がご存知でしょうから映画紹介なんて野暮なことはしません。少し前からガンナーズでBHDの格好をされる方が出ていることもあり、個人的に、あくまで個人的にこうしたらもっと楽しめるんではないかといものを少し紹介してみたいと思います。

まず他の方々も勧めているものでいえば元となった小説があります。邦画もそうですがアメリカの映画の多くは小説が題材になっています。BHD01
BHDの小説の邦訳版は上下の二冊の文庫本が出ています。邦訳独特の違和感がありますが比較的読みやすいです。しかし二時間前後の映画でもちろんすべてを描写できません。
BHDの背景やBHDに登場する人物の細かい人物像、特にドキュメント映画といわれる本映画では描く登場人物の背景や人柄などは必ずしも描写しきれていませんし、描写することを目的にしていません。なかでもガリソン少将とスティール大尉については原作を読むことで結構印象が変わりました。もし気になる方がいたらぜひお時間あるときに。

あと個人的に映画で気になるのが撮影風景(Behinds the screens)です。映画「プライベートライアン」もそうですがこの手の戦争を題材にした映画では出演者が軍事訓練やブートキャンプと呼ばれるものに参加してから撮影されます。BHDも例外ではなく次のYou Tubeにあるようなトレーニングに参加しています。

聞き間違い出なければ出演者は大きくレンジャーとデルタフォース役で分けられそれぞれ訓練があったようです。といってもどちらもエリート部隊ですからかなりしっかりとした指導があったみたいです。またモガディシュの戦闘自体そんなに古くないので当事者が生きていることから色々と体験談を聞いて撮影に望んでいることが分かります。
なかでも面白いと思ったのがデルタフォースのサンダーソン役のウィリアム・フィクトナーが語っている内容です(You Tubeでは2/3の動画)。
”レンジャー役はまず訓練初日に訓練所で「よし!レンジャーの諸君!・・・」でレクチャーから始まっただろうがデルタ役は「あそこにドアがあるだろ?爆破するぞ」といきなり突入の訓練から始まった”というところです。なんかそれぞれの部隊の根っこの性格はここで分かれたのかもなぁ、と考えてしまいます。
あと軍施設でヘリコプターの操縦シミュレーターでパイロット役は練習していたんですね(You tubeでは3/3の動画)。動画の中ではなんどもブラックホークダウンさせまっくておりましたが。(5/14 2230追記)
You Tubeの動画ですが見るものとしても面白いですが建物がない場所で突入時の訓練などが登場しており色々と参考になると、勝手に思っております。

  


Posted by CUB  at 00:00Comments(1)映画ミリタリー

2014年01月11日

映画感想01-ハイジャック181

こんにちはカブ中佐です。

さて最初に紹介したい映画ですがややマニアックな「ハイジャック181」。
highjack181_01


パッケージだけだといわゆる「B級映画」臭がプンプンし筆者もまったく期待せずに見たのですがなんとまあ。

1977年に実際に起きたルフトハンザ航空181便事件が題材になった映画です。
この事件ではドイツの特殊部隊GSG-9がテロリストをわずが5分制圧し・・・と特殊部隊の有用性と共にMP5を世界に知らしめた事件となりました。

highjack_02


部屋に突入するGSG-9

highjack_03


ハイジャック機へ向かうGSG-9の隊員

とまあ映画内では序盤とクライマックスで活躍しています。

この映画緊張感が高く内容もいいのですが問題はオリジナルの言語がドイツ語・・・。
洋画は基本的にオリジナル言語でないと緊迫感がどうにもかけるので・・・英語ならまだなんとか追えるのですが。

この映画は事件で犠牲になられたユルゲン・シューマン機長に捧げる映画ともいえます。
ややマニアックではありますがお勧めの一本です。

それはそうとGSG-9のような法執行機関(Law enforcement: LE)はやはり憧れますね。

ではこんな感じで一本目の紹介はおしまいです。  


Posted by CUB  at 07:00Comments(2)映画ミリタリー

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